Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十四)雛の別れ
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(十四)雛の別れ (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.139 Zeichen · 233 Bildschirme
平次はこうして生れる
むろん、首相は、「なアに銭形平次なんぞ……」と言っているかも知れないけれども――。
ともかく私は、読者が寝ながら楽しんで読む、ベッド・ルーム用の本を、今後もずっと書いて行きたい。私自身も書きながら、できるだけ楽しんで。
平次はこうして生れる
私は執筆するとき、いつもレコードをかけています。
今日も長時間レコードを仕入れてきたが、これは一面が二十五分だから、一枚で五十分きけます。それを伴奏にして、仕事をするんですよ。長時間レコードを十枚ばかり、自動装置の機械にかけておくと、四時間くらいは大丈夫。それを裏返しすると、また四、五時間聴けるんだから、手数はいらず、のんきに仕事ができて、実にいいんですよ。それを伴奏にしながら、仕事をするのはなかなかよいものだ。
いまはジャズがはやっているが、これは私とは畠違いで、ジャズは何を聴いても同じに聴こえて分らない。
というのは、ジャズの重大な要素はシンコペーション(音楽の強さ弱さが急激に変動すること)であって、これは人間の心を興奮させる。だからジャズは考えごととか、執筆向きじゃない。いつでも興奮的なんですね。
ジャズは若い人でないとダメで、私どもはクラシックの音楽しか分らないから、興味もそちらに限られ、平次を書くとき伴奏してくれるのは、いつも古典ばかりということになる。