Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.757 Zeichen · 321 Bildschirme

Aozora Bunko

大原「イヤハヤ驚いたね、僕は養生のために我慢して流動物ばかり飲んだ」中川「アハハ、大間違さ。かえって流動物を飲むのが一番の不養生だ。今の言葉に我慢して飲むというが我慢するのは腹の工合が悪いからだろう。跡でイツまでもダブダブして飲んだ物が腹へ溜まっているように感じるだろう。その通りに溜まっているのに、我慢して毒な者を飲むに及ばない」大原「それではどういう食物がいいだろう」中川「固形物で消化の良い物を択び給え。指の入る位な湯で鶏卵を三十分も湯煮て白味と黄身の半熟になったものとか、柔い飯をよく嚼んで食べるとか、牛乳が飲みたければパンへ浸して食べるとかし給え。牛乳ばかりガブ飲みにするのは健全な人にも良くないよ。水分が腹へ溜まってダブダブするし、お負けに先刻話した通り腹の中で酸類に逢うと凝結って消化が悪い。牛乳は何か外の料理にして食べるか、パンへ浸して食べるに限る。僕は決して牛乳ばかりガブ飲みをした事がない。全体君のような病人には医者が食餌箋を拵えてくれるといい。我邦の医者は食餌療法という事に極く無頓着で医者自身すら豚の生肉を煮て食べるような始末だけれども西洋の医者は薬物療法と相並んで食餌療法を実行する。