Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.757 Zeichen · 321 Bildschirme
けれども日本へ来ているのはヒネになっていますからどうしても長くかかります。馴れない人は塩を入れる事を忘れて水っぽいものを拵えて味が悪いと言いますけれども塩加減が好ければ大層結構なものです」大原「それが第一日ですか、二日目は何です」お登和「二日目はパンの餡かけと名をつけたもので先ず牛乳を一合沸かしてその中へ少しの塩かあるいはバターとお砂糖を入れて溶いた米利堅粉を加えてドロドロになった時火から卸して直ぐ玉子を一つ掻き混ぜます。それからパンを両面焼いて小さくちぎってスープ皿へ盛ってその上へ今の牛乳と玉子の餡をかけます。外の人はよくパンを牛乳の中へ入れて煮ますがそうするとパンの味が抜けてしまいます。今のような料理にしますとパンの味もあるし餡の味もあるし双方の味で一層好いようです。この日にはチョコレートへクリームを加えて一杯飲みます。外に林檎か何か菓物を一つ戴く事もあります」大原「それから三日目には何です」お登和「三日目は玉子と牛乳の淡雪といいまして先ず大きな玉子の白身二つばかり茶筅で泡の沢山立つまでよく掻き廻してそれを一合の沸立っている牛乳の中へ交ぜて一度よく混ぜますと牛乳が白身へ交って白い泡がフーッと盛り上ります。