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Japanische Klassiker mit Furigana

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.757 Zeichen · 321 Bildschirme

Aozora Bunko

それだから自然と仕事も粗末になって荒ごなしの物を和郎さんの方へ送って進げて毎度剣突を喰うがこれからはお互に仲を好くしようではないか」腸蔵「それは私も大賛成さ。和郎さんは消化すのが役、私は絞るのが役だから和郎さんの方でよく食物を消化してくれれば私だって絞る仕事も楽だけれども、毎日のように消化れないものをよこすので時によっては和郎さんの方へ突戻したり、時によっては下の方へ押流したりする事もある。荒ごなしどころか折々はまるのままで送ってよこす事もあるからツイ喧嘩も始めるようなものさ。今朝の雑煮餅だって随分荒ごなしだったゼ」胃吉「あれは堪忍してもらいたい。今日は元日だから楽をしようと思っている処へ朝の雑煮餅が飛込んだも飛込んだも十八枚飛込んで来た。それもね、玄関番の歯太郎さんが能く噛砕いてよこしてくれればいいけれども、今朝なんぞは歯太郎さんが遊んでいてまるで鵜呑だからね。その代りおかしい事があったゼ。歯太郎さんのお内儀さんのお金さんが餅へひっ付いて釣り上げられてモー少しで喉の孔へ落ちるところさ。カッといって吐き出されたから口の外へ飛出してやっと助かったけれども一時は大騒ぎだった。