Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
むすめえんじゅつし
娘煙術師
国枝 史郎
Lisez 娘煙術師 (むすめえんじゅつし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 267 766 caractères · 530 écrans
「紋也も京師方の人間なら、老人も京師方の人間なのだからなあ」
橋を向こう側へ渡り越した時に、こう三人の仲間がいって、友吉のほうへ顔を向けた。
と、友吉はどうしたものか、そうではないというがように、首を二、三度左と右へ振ったが、
「どうも親分の口ぶりからみると、そうではないように思われるのさ。二人ながら京師方の人間ではあるが、働きはなんとなく別ッこらしいそうだ」
「連絡ってものもないのかな」
「うむ、どうもそうらしい」
「ではなぜ人数を出すのだろう?」
「部下が入り込んでいるからだそうだ」
「ほう、どんな部下なんだろう?」
「一人は綺麗な女煙術師で、一人は相棒の小男だそうだ」
「綺麗な女煙術師が、水戸様石置き場の空屋敷へ、出入りをしていると知っていたら、俺らそれこそ張りに行ったものを」
「どうだこれから出かけて行っては」
「焼き討ちにされるのはまっぴらだよ」ここで四人は一緒に笑った。
水谷町まで四人はやって来たが、やがて鞘町へ抜けようとした。
「届けて捕り物をするのではなし、焼き討ちなんかしてもいいものだろうかな」ふと一人が不安そうにいった。
「うん、そいつは大丈夫だよ」