Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

それも覚悟の上として退くしかない。

宋江は、小李広の花栄、豹子頭林冲、また呼延灼などに、殿軍を命じて、一角の陣から引き揚げを開始した。……と見るや、敵は城をひらき、どっと飛虎峪の嶮まで猛追撃してきたが、ここにも伏兵がおかれていたので、逆に彼らは大いたでを負って、逃げもどってしまった様子。それからは、一路、留守の危機へと帰りを急ぐ、梁山泊数千の山兵とその頭領の面々だった。

そして早くも水滸の寨を彼方に望みうる近くまでは来たが、偵察によると、

「沿岸は諸所、関勝の陣地で、これから先は、蟻の通る隙もありません」

と、物見はみな口を揃えて、官軍のゆゆしさをいう。

はたと、行軍は行きなやんだ。第一には、どう泊内との連絡をとるかであった。ところが、その晩のこと、細い水路を辿り抜けてきた一そうの“忍び舟”がある。捕えてみる、これなん味方の一人、浪裏白跳の張順だった。

「おう張順か。泊内の士気はどうだ。まだ一ヵ所も破られてはいないだろうな」

宋江に問われると、張順は面目なげに言った。

「さ。それが……必死の防ぎで、からくも、鴨嘴灘から金沙灘の岸まで、保ちささえてはきましたが、残念なことに、兄弟分の張横と阮小七の二人が、関勝の手に捕虜とされてしまいました。