Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

不落の城には震いとばされ、迷路 の闇では魂魄燈の弄りに会うこと

と、小腰をかがめて近づいた。

「ああ、水かね。おあがり。土間の甕から勝手に汲んで」と、老人はともに中へ入って来ながら――「オヤおまえさんは、旅の者だね。この町じゃ見たことのない人だ」

「へい、山東から出て来た棗商人でござんすが」

「そうそう、棗漬は山東が本場だったな。だが、荷物はどこへ置きなすったえ?」

「それがさ、おとしより、途中でどえらい目にあいましてね」

「ははあ、梁山泊の寨兵にぶつかったんだろ」

「まるで戦争支度でしたよ。いきなりそいつらに脅されたので、荷物も何も押ッぽり出して一目散ッていうわけでさ……。おとしより、ご存知ですかえ」

「知らいでかい。見さッしゃれ。この町でも、町会所から火ノ見櫓にまで、ああして武装した若い衆が詰め合っているところだよ」

「道理で……どこの軒にも槍や棒が立てならべてあると思ったら」

「ここは祝家荘といってね、うしろの岡が独龍山だ。つまり岡全体が、ご領主の祝朝奉さまのお館さ、梁山泊のやつらは、そこへ攻めよせて来たんだな、恐れも知らずに」

「ヘエ、じゃあほんとに戦争じゃありませんか。こいつはまアえらいところへ舞い込んじまった。たいへんですね、守る方も」