Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
李逵も人の子、百丈村のおふくろを思い出すこと
日かずも待たず、金沙灘を渡って来た舟列は、歓呼の中に、晁統領以下の姿を見せた。また、つつがなく戻って来た宋江の明るい顔に、山も水も沸き返りそうな迎えをみせた。
わけて人々が眼を熱くしたのは、迎えの中から走り出た老父と、走り寄った宋江とが衆目も忘れて、ひしと相抱いたまま、しばし泣き濡れていた姿だった。この日を期して、弟の鉄扇子宋清も、寨城の一員となったのはいうまでもない。
かくて宋江は、年来望んできた“父子同棲”の願望を達したが、ここにそれからの余波がつづいて生じた。――というのは、それを祝うべく行われた、翌る日の大宴会において突如、起ったものである。
「お願いがあります。統領、また寨友の諸兄。ぜひ、ききとどけ下されい」
声を誰かとみれば、それはかの道術の達人一清道人、すなわち公孫勝なのだった。
「じつは私にも、長らく不孝のまま、故郷に置き放してある一人の老母がおりまする。また“道教”のお師にも、以来、便りすらしておりません。併せて、一度ふるさとを訪い、日頃の詫びをすましたい思いで胸がいっぱいです。どうかこの一清に四、五ヵ月のお暇をいただかせてくれますまいか」