Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
また林冲も、ひそかにこれはまずいと警戒しだしたが、ふと見ると、大焚火のそばには、村民たちが寒さしのぎに飲んでいた酒瓶が幾つも開けてある。それを見てはもう矢もたてもなかった。
「すみませんが、そいつを一杯、振舞ってくれませんか」
――しかし、誰も黙っている。うんともいわず、すんともいわない。
林冲は「えい、面倒な」と勝手にそこらの器を取って二、三杯飲んでいた。
ところが、その間に、古廟の方から走ってきた者が、後ろの方で、なにやらコソコソ耳打ちし合っていたのだった。やがて林冲のそばへ来て、
「おまえさん、よっぽど酒に渇えていなさるんだろう。さあ、こんなときだ、飲むさ。存分、飲んでいくがいいや」
と、こんどは頻りにすすめだした。
もうこの辺でと、酒の碗をおきかけていたが、つい林冲はまた手に取った。そしてたちまち半壺を飲みほし、さて、礼を言いながら起ちかけようとしたときである。向う側にいた一人の男が、ぱっと林冲の頭から投網をかぶせた。
「それっ獲ったぞ」
とたんに、彼の上へ、棍棒、鈎棒、鳶口、刺叉、あらゆる得物の乱打が降った。そして、猪の亡骸でも担ぐように、部落の内の籾干場へかつぎ入れ、