Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

ここに、宝珠寺の賊寨は、たちまちその主を代えてしまった。――花和尚、青面獣の二人を新たな頭目として仰ぎ、四百の配下は、義を盟って、その晩、庫裡の酒をみな持ち出して、大盛宴を張った。

曹正は、ほかの百姓をつれて、あくる日、村へ帰っていき、二龍山一帯は、その翠の色も里景色も、なんとなく革まった。弱者いじめな極悪非道は仲間掟としていましめ、賊は賊でも、時の宋朝治下の紊れと闘う反骨と涙に生きる漢同士であろうと約したものである。

さて。――楊志の落ちつき先は、ひとまず二龍山宝珠寺と、ここに先途を見とどけることはできたが、なおまだ、黄泥岡事件の後始末は、なにも目鼻はついていない。

いや。この怪事件の詮議は、まだ五里霧中の序の口だ。――江州車七輛にのせて、風のごとく奪い去った重宝十万貫はどこへいったか。その犯人は何者か。天下騒然と、噂はみだれ飛んでいる。

「いまさら、なんとお詫びも、面目もございませんが、憎ッくき下郎は、お手飼いの青面獣楊志。――彼奴のために謀られて、途中、輸送に従っていた十六名の者、みな毒酒を呑まされて……かくのごとき始末にござりまする」

黄泥岡から、夜昼なしに、都へ舞い戻った梁家の執事の謝は、下手人は、楊志と狎れ合いで、道に待ち伏せしていた七人の匪賊であると、主君の前に讒訴した。