Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

その人は、均整のとれた体つきで、背も余り高くなく、年のころは三十がらみか。色は黒いが、眉目すずやかで、両の耳に珠をかけ、歩々の風にもおのずからな人品が見られ、どことなく、ゆかしい人柄だった。

「あっ、もしっ……」

何濤は、さっそく往来へ飛び出していって、こう頭を下げていた。

「押司。恐れ入りますが、ちょっと、そこの茶店までお顔をかしてくださいませんか」

「や……」押司は、いかにも不意を食ったような様子で――

「貴公は、どこの者か?」

「てまえは隣県済州の刑事頭で、何濤と申しますが、折りいってのおはなしは……お茶でも差し上げながらと存じまして」

何濤は、しいて彼を、茶店の内へ誘ってきた。そしてまず、挨拶の初めに訊ねた。

「失礼ですが、押司のご尊名は?」

「これはつい申しおくれた。私は姓を宋、名を江といって、近くの宋家村から日々この県役署に通勤しておる一押司です」

「えっ、じゃああの有名な、及時雨ノ宋江と世間でいわれているお人は、あなたさまで」

「はははは。そんな大それた者ではありません。まあお手をお上げなすってください」

「いやいや。どうぞ、上座のほうへ」

「とんでもない。