Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
せっかくですが、ご斟酌なく」
「なぜ取ッて下さらんのかな。ご遠慮は抜きにしましょうや」
「お心の底は見えた。しからば、これで私どもはおいとまいたしますよ」
「ま、そういわんでもよかろう。何も無下に仲間入りをお断りするわけじゃない。じっさい、冬にでもなると、この大家内、糧や酒は足らなくなるし、住居も不足でな」
ここまで、黙って聞いた林冲は、ついにその双眉をきっと青白い炎にして、末席の椅子から大喝を発した。
「嘘を申せっ、王倫っ」
「な、なんだと。きさまは林冲、頭領のこのほうに、何をいうか」
「聞いてはおれん。そもそも、拙者が初めてこの山寨を頼って来たときも、いまいったのと同じ口上だったではないか。しかも、穀倉には蓄えも山と積みながら」
「だまれ、この忘恩の徒め。――柴進旦那の紹介と思えばこそ、能もないのに、むだ飯食わせて飼いおけば、いい気になって」
「能なし?」
「山寨へ来てから、どれほどな功をたてたか」
「まさに何の稼ぎもしていない。しかし、汝もまた、無能の飾り物ではないか。官途を望んだ落第書生が、流浪の果てについこんな巣を見つけて、やくざを集めたというだけのはなしだ」