Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
……このとおりだ、婆惜。男が頭を下げてたのむ」
「おもしろいわね。じゃあわたしのいうこと、なんでもきく?」
「きこう。きっときく」
「三つの条件があるわよ。いいこと」
「たとえ、何ヵ条の難題でも」
「いいわね、じゃあ第一に――わたしの妾証文をわたしに返すこと。そして張三のところへお嫁に行っても、一さい苦情のない一札を入れることよ」
「よろしい」
「第二には――ここの家財道具、わたしの髪かざりまで、すべて、わたしの物よ。みんな俺が買ってやった物だなンて、野暮なもんくをいわないことね」
「それも合点だ。して、あと一条は」
「それが、たいへん、難かしそうなの。あんたに、それが肯けるかしら」
「どんなことか、いってみろ」
「百両、ここへ並べて頂戴。……手切れ金に」
「いまはない」
「そら、出しおしんでるくせに、梁山泊の使いから、あんた、たしかに受け取ったでしょ」
「じつは、十両だけ取って、あとは返したのだ。九十金は、後から工面しよう」
「嘘ばッかり。さ、きれいに出しておしまいなさいよ。それがいやなら、こっちも鸞帯は返さないからいい。返すもんか。どうあっても」
「返せ。なんでわしが嘘をいおう。