Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

緑林の徒の涙を見て、史進、彼らを再び野へ放つこと

緑林の徒の涙を見て、史進、彼らを再び野へ放つこと

ここの山村は華陰県の県ざかいで史家村とよばれている。戸数三、四百軒すべてが“史”という氏だった。

荘院(庄屋)の太公は、先祖代々、村のたばね役をしていたが、しかし自分もすでに老齢である。一日も早く息子の史進に跡目をゆずッて、隠居したいものと考えている。

そこで、彼はその日、客の教頭王進へ、こんな希望をうちあけた。――かりそめの旅人に過ぎない王進母子へだが、ひとつ伜史進のために、末長く師となって、村に永住してもらえまいかという相談なのだ。

「さあ? ご好意はまことにかたじけないが」

王進は、答えに窮して。

「今は正直に申しますが、じつは拙者は、ただの旅商人などではありません。つい先頃まで、禁軍八十万の師範役をしていたものですが、新任大将軍高と折合いのつかぬことがあって、無断で都門を逃亡し、いわば天下のお尋ね者の身の上です。……せっかくですが、ここにとどまれば、お世話になったご当家へどんな禍いがかからぬ限りもない。それゆえ仰せなれど、その儀は、何ともおひきうけいたしかねる」

「なんのお客人。この年までたくさんな人間を見てきた老人の眼じゃ。