Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
雑魚と怪魚の騒動の事。また開く琵琶亭の美酒のこと
戴宗のお国自慢は何かとつきない。宋江もすでに微酔気分である。ひとりまだまだ飲み足らないようなのは、黒旋風の李逵だった。
「どうもお二人さんともお行儀がいい。こっちは手酌とゆきますぜ」
「李逵」
「へ?」
「まるできさまがお客のようだな。おれのも宋君のお肴も、料理はみんなきさまひとりで平らげてしまったじゃないか」
「いや、塩ッ辛い今し方の吸物なんぞは、宋江さまのお口に合やあしませんよ。もっと美味いのをいいつけます」と、李逵は手をたたいて。
「おういっ、料理場の若いの、ちょっと来い」
「お呼びですか。お客さん」
「おう、てめえが板前か。よくもおれたちを名所見物のおのぼりさん扱いにしやがったな」
「と、とんでもない。何かお気に入りませんでしたか」
「あたりめえだ、中華の米の郷、鮮魚の郷といわれるこの江州でいながら、死んだ魚の飴煮や吸物なんぞ食わせやがって」
「どうも相すみません。じつは昨日の材料なんで、活きた魚は今日はまだ」
「不漁だっていうのかい」
「いえ。そこの鼻ッ先まで舟は着いてるんですが、問屋の親方が来ないため、まだ市場の水揚げが始まッていませんので」
「そうならそうと、なぜ断わらねえんだ。