Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
と、すぐ四人は、元の琵琶亭へひきあげ、からくもこの大騒動は一トまず無事におさまった。
そこで李逵、張順、各※(二の字点、1-2-22)ズブ濡れの衣服を着かえ、髪をたばね直し、そのまに水欄の灯と酒のしたくなど皆、新たな宵をととのえていた。
「さ、みな杯を持ってくれ」
戴宗も、挙げて、和解の音頭をとった。
「雨降って地固まるだ。二人ともこれからは、兄弟分の誼みをもってつきあうがいい。あれほど派手な喧嘩をすりゃあ思い残しはないだろう」
「意趣は何ものこしません。じゃあ、黒旋風の兄貴」
「おやおや、おれが年上かい。張順、よろしく」
次に宋江が、控え目に名のった。
「山東の黒宋江です。張順さん、あなたのご実兄の張横さんとは、掲陽鎮でお目にかかって、いろいろお世話になっています。どうか以後はお見知りおきを」
「えっ、では山東城県の押司、宋公明さんだったんで。どうも、こいつあ驚き入った。じつは掲陽鎮の兄からも、とっくに手紙が来ていました。ぜひお目にかかれといって」
「そうでしたか。まことに奇遇だ」
「いやこの張順も、はからずお三名の豪傑に、一夕一堂のうちでお目にかかり、こんなうれしいことはございません。