Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
首斬り囃子、街を練る事。並びに、 七夕生れの美女、巧雲のこと
さて、それはともかく。
「やあ李逵か。朱貴も無事に帰ったか」
山寨一同の者は、ふたりの帰泊を迎えて大いによろこび、二人もまた、旅先のいちぶしじゅうを報告したすえ、伴って来た青眼虎の李雲と、笑面虎の朱富とを、
「どうぞ、よろしく、ご一統のお仲間内へ」
と、推挙した。
もちろんこれは即決でみとめられた。いまや梁山泊が大となるにつれ、不遇不平な天下の才と侠骨を、いよいよここへ募ろうとする意志は仲間一同にも熾だったのだ。
「そうか。笑面虎は朱貴の弟。また青眼虎は、西蕃流の撃剣の師だというならなおもって頼もしい。聞けば……沂水県の沂嶺で、黒旋風(李逵)のために、四匹の虎が殺された代りに、ここへ二匹の虎がふえたわけだな」
ここに。地契廟の星燈は、また二ツの新たな灯を加え、例のごとく、新党員の紹介の盛宴もまたその廟前でおこなわれた。
ときにその席上で、軍師呉用が総統の晁蓋と、副統の宋江へ、一案の書類を見せていた。何かといえば、それは山寨の「職令」だった。
こう人材もふえ、ここも宛たる一小国となってきては、対官憲の備えからも、もはやただの浮浪山賊の群れ集まりではいられない。