Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

「いざッてえ時の要心に備えてあるのさ。だがの棗屋さんよ。おまえにだけはそっと耳打ちしてあげる。――なんでもいいから、道の曲がり角へ来たら白楊樹(ポプラ)を目あてにお曲がり。白楊のない方へうッかり行くと、行けども行けども同じ藪か、ふくろ路次。どうかすると落し穴だの、針金の茨だの、猪罠なども仕掛けてあるぞ」

こう聞かされていた時だった。とつぜん往来をガヤガヤと人騒めきが流れてゆく。「密偵だ、いぬだ」「梁山泊の密偵が一匹捕まッた」という喚きなのである。

石秀はぎょっとした。さては楊林が捕まったか。「さあ、どうしよう?」彼は老人とともに表へ出てみた。そして民団の槍や棒の中に、裸にされた縄目の楊林が追ッ立てられてゆくのを見ても、さて、どうにも手出しは出来ずにしまった。

ところへまたも、一群の正規兵が、隊伍粛々と、目の前を通りすぎた。総つきの立て槍を持った騎馬隊と鉄弓組の中間には、雪白の馬に跨がった眉目するどい一壮士の姿が見えた。老人は敬礼で見送っていたが、あとで石秀にこういっていた。

「ごらんなすッたろ。いま行ったのが祝朝奉さまのご三男、祝彪さまだよ。そして扈家荘のお一人娘、一丈青という女将軍とは、お許娘になっている。