Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

「なぜだろう。行けども行けども、伏兵がつきまとうのは。いかに祝朝奉の勢力でも、こう手兵の多いはずはないが」

「そうです。正規の兵ではありません。あれは祝家荘の民兵が、魂魄燈の合図にあやつられて、あっちへ動き、こっちへ廻り、いわゆる変現を見せているので大勢に見えるわけです」

「なに、魂魄燈の操作だと?」

「ごらんなさい。あの高藪の上に、ふらふらと、人魂のような赤い挑灯がしきりに暗号を振っているでしょうが」

「オオあれがか。花栄、花栄」

「なんですっ、副統」

「いまの話を聞いたろうが。君は空行く雁をさえ射落すほどな弓の達人だ。あの遥かな赤い灯を射消せまいか」

「造作はありません。こころえました」

キ、キ、キ……と引きしぼった花栄の弓弦がぶんと鳴ったと思うまに、遠い所の一点の火光が、とたんにぱっと掻き消された。それからは、もとより訓練もない土民兵のこと、闇はしどろな気配だけだった。いや、するとすぐ一颯に散り去った木の葉のような跡を、一隊のひづめが地を打って近づいていた。遊軍の李俊と秦明の隊が、彼らを駆けちらしつつ合流して来たものだった。

いつか朝となっている。全軍は村はずれの一丘に集合して、からくも死地をのがれえた無事を見合い、さて、人員点検の段になると、