Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

Lisez 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 511 765 caractères · 1011 écrans

Aozora Bunko

「ばかをもうせ。それより拙者のほうがきくが、いましがた、大津の町の上をとんでいた鷲が、ここらあたりでおりた形跡はないか、どうじゃ」

「白ばッくれちゃいけない。その手紙をおだしよ」

「この童めッ、無礼をもうすな」

「なにッ、返さなきゃこうだぞ」

と、竹童からだは小さいが身ごなしの敏捷おどろくばかり、不意に蔦之助に飛びかかったと思うと、かれの手から手紙をひッたくって、バラバラと逃げだした。

「小僧ッ――」と追い討ちにのびた蔦之助の烈剣に、あわや、竹童まッ二つになったかと見れば、切ッ先三寸のところから一躍して四、五間も先へとびのいた。

「きゃつ、ただ者ではない」ととっさにおもった蔦之助は、いっさんに追いかけながら、ピュッと手のうちからなげた流星の手裏剣! それとは、さすがに用心しなかった竹童の踵をぷッつり刺しとめた。

「あッ!」ドタリと前へころんだところを、すかさずかけよってねじつけた、蔦之助の強力。それには竹童も泣きそうになった。

「おじさん、おじさん、なんだっておいらの手紙をそんなにほしがるんだい――苦しいから堪忍しておくれよ。この手紙は大切な手紙だから」

「なんじゃ、ではこの書面は汝が持っていた物か」