Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
Lisez 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 511 765 caractères · 1011 écrans
三
「はてな?」小首をかしげた忠勝は、主人家康と面談をすましてから、とものなかにいる菊池半助という者をひそかによんだ。そしてなにかささやくと、半助はまたどこかへか立ち去った。
この菊池半助も、前身は伊賀の野武士であったが、わけあって徳川家に見いだされ、いまでは忍術組の組頭をつとめている。いわゆる、徳川時代の名物、伊賀者の元祖は、この菊池半助と、柘植半之丞、服部小源太の三羽烏。そのひとりである半助が、忍術に長けているのはあたりまえ、あらためてここにいう要がない。したがって偽鳥刺しの可児才蔵の後をつけ、落ちつく先の行動を見とどけるくらいな芸当は、まったく朝飯前の仕事だった。
三
ピキ ピッピキ トッピキピ
おなかがへッて北山だ
芋でもほッて食うべえか
芋泥棒にゃなりたくない
鳶を捕ッて食うべえか
ヒョロヒョロ泣かれちゃ喰べかねる
そんなら雪でも食ッておけ
富士の山でもかじりてえ
ピキ ピッピキ トッピキピ
だれだろう? そも何者だろう? こんなでたらめなまずい歌を、おくめんもなく、大声でどなってくるものは。
この村には、家はならんでいるが、ほとんど人間はいなくなっているはず。