Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

Lisez 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 511 765 caractères · 1011 écrans

Aozora Bunko

天罰くだる

一

「咲耶子、咲耶子、もういかにもがいても、この八門鉄壁のなかからのがれることはできぬぞ、神妙に縄にかかッてしまえ」

小幡民部は、声をはげましてそういった。

無念そうに、唇をかみしめていた咲耶子は、ふたたびかくれた野武士たちを呼びだすつもりか、帯のあいだの横笛をひきぬいて、さッと、ふりあげようとしたが、その一瞬、

「えい、不敵な女め」

佐分利五郎次が、飛びかかるが早いか、ガラリとその笛を打ちおとすと、とたんに、右からも、走りよった足助主水正が早業にかけられて、あわれ、野百合のような小娘は、情け容赦もなくねじあげられてしまった。

天罰くだる

一

たったひとりの少女を生けどるのに四天王ともある者や、多くの荒武者が総がかりとなったのは、大人げないと恥ずべきであるのに、かれらは大将の首でもとったように、ワッと、勝鬨をあげながら、丘の上からおりていった。

まもなく、馬前へひッ立てられてきた咲耶子をひとめ見た梅雪入道は、鞍の上からはッたとにらみつけて、

「こりゃ小娘ッ、ようも汝は、道しるべをいたすなどともうして、思うさまこの方をなぶりおったな。いまこそ、その細首をぶち落としてくれるから待っておれ」