Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
Lisez 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 511 765 caractères · 1011 écrans
奥庭で殿さまが飼っている猿――あの三太郎猿じゃないか、とすれば、抱いて寝てやろうか、あいつはおもしろい。
と、蛾次郎がムックリと起きると、猿とみた梁の影ははなはだ猿らしくなく、きッとかまえをとって、上から蛾次郎のようすを見つめる。
しかも、腰のあたり、屋根の破れをもれる光線に、チカッと光るのは刀の鐺ではないか。
とたんに、
「おお!」
と蛾次郎は藁を散らして飛びあがった。
「やッ」
と、天井の小さい人かげもりすのごとくべつな梁へ飛びうつった。
出会ったり! 火独楽と水独楽双方の持ち主、上にひそんでいたものこそ、どうして、いつどこからこの躑躅ヶ崎の郭へしのびこんでいたのか、まぎれもあらぬ鞍馬の竹童。
その時、鷲をよぶ高楼の笛はまだ、忍びやかに遠音であった。
勘助流火合図
一
奇遇といおうか、皮肉なぐうぜんといおうか、じつに人間の意表外にでることは、わずか十坪か二十坪の天地にも、つねに待ちぶせているものだ。
近江竹生島の可愛御堂でつかみあいの喧嘩をやってから、菊村宮内に仲裁をされ、その後、小太郎山落城のまぎわに別れたまま、おたがいにその生死消息をうたがいあっていた蛾次郎と竹童。