Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

けんきょうじゅなん

剣侠受難

国枝 史郎

Lisez 剣侠受難 (けんきょうじゅなん) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 195 479 caractères · 394 écrans

Aozora Bunko

広太郎剣をすてる

機嫌よくしゃべって走って行く。

「それにしても君尾様をあずかった、銅兵衛どんの死んだのは、私にとっては悲しみで。いい兄貴でございましたよ。だがマアそれも仕方がない。人間一度は死ぬものだ。生きているうちにお働き! ホイ、ホイ、ホイ、いいお天気! 明るいなあ、何もかも!」そこでうたい出したものである。「明るくなければいけません!」

「驚いたなあ」と広太郎、駕籠の中で胸へ腕を組んだ。

広太郎剣をすてる

駕籠の中で腕を組んだ広太郎、考え込まざるを得なかった。

「ほほうそれではお京様は、そんな身分であったのか。紀州大納言家妾腹の息女、なるほどなあ。それだからこそ、あんなにも品位が備わっているのだ。……だがそれにしても、小松原の家の娘になったのはなぜだろう? いやいやこれとてもよくわかる。つまり紀州大納言家から、親知らずで戴いて来たのだろう。……それにしてもだ。杉窪の里の、銅兵衛殿の娘ごの、君尾様までが同じように、紀州家の息女であろうとは? まるで俺には夢のようだよ。そうすると俺は双生の姉妹から、愛されたことになるのだなあ。そうしてこっちからも愛したってものさ。なんだかちょっと変な気がするなあ」