Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
けんきょうじゅなん
剣侠受難
国枝 史郎
Lisez 剣侠受難 (けんきょうじゅなん) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 195 479 caractères · 394 écrans
変わった城之介
いやなことだ、燃え残りなんか! だが無理にもくださるというなら、フッフッフッフッ、もらいますねえ。燃え残りの炭ッていうやつは、案外ポカポカ暖かいもので。そうしてなんだ、あつかいようによっちゃア、もう一度真っ赤に燃えますからねえ。ホイ、ホイ、ホイ、何をいうんだ! あねごがくれるともいわないのに!」
駄弁を弄しながら歩いて行く。と、三本のわかれ道へ来た。
「さてどっちへ行ったもんだろう?」
たたずんだおりから、うしろにあたり、かすかではあるが聞き覚えのある、鉄杖の音がジャラーンとした。
「あねご!」「忠さん!」「島原の野郎!」「つけて来たねえ!」「幽霊のように!」
またもジャラーンと鉄杖の音!
変わった城之介
城之介の鳴らす鉄杖の音、次第次第に近寄ってくる。別れ道に立ったお町と忠三、顔を見合わさざるを得なかった。
「あねご、どうしやしょう。逃げましょうか?」
「ナーニ」というとイスラエルのお町、一方の肩をそびやかした。「こわかアないよ。逢ってやろう。グッと妾が一睨みすると、手も足も出ないあいつじゃアないか」
「そりゃあマアそれに違いありませんがね。だが、うるさいじゃアありませんか。