Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
けんきょうじゅなん
剣侠受難
国枝 史郎
Lisez 剣侠受難 (けんきょうじゅなん) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 195 479 caractères · 394 écrans
興に乗ずると大いにはしゃぐ、時によっては毒舌も振るう、それでいて人に愛される。「座談に毒舌は付き物だよ。あの人は聖人でございます、いやあの仁は君子でござる、なかなかもって神様で……こんなことばかりいってみろ、茶がまずくなって飲めやしねえ。あああいつはオッチョコチョイだ、そうともあいつアとんまだよ、ろくな出世はしねえだろう、ナーニあいつは獄門ものだ、女仇討ちにでも出そうなつらさ……などとやらかすと話しがはずみ、茶だってうまく飲めようってものさ」こいつが広太郎の座談哲学、毒舌の弁でもある。ひいでた眉、高い鼻、思い切って切れ長の涼しい眼、私は冷酷じゃアありませんよ、こういいたげにやや厚手の、それでいて醜くない立派な口、金持ちの証拠に耳たぶが厚く、詩人的気禀があるからであろう、額が広く光がある。湯水のように金を使い、悪友を集めて散財するが、それでいてちっとも馬鹿にされない。だが広太郎にいわせると、浮世が面白くないそうだ。「ヤクザだね、この世界は、隅から隅までむだばっかりだ」「なぜだい?」ときくと渋面を作り、「なぜだか知らないがそうなんだよ」これが、広太郎の返辞である。