Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

「断る! 毛頭そんな気もちは持ち合していません」

「でも、切にひとつご一考を」

「一考の余地もない。死すとも嫌だ。どうにでもおしなさい」

「さようにご憤怒では恐縮します。ではまた、明日にでも」

すでに酒宴の設えができている。衆の歓語、満堂の和気。ぜひなく盧俊儀も杯にかこまれた。さてまた、次の日も宴だった。馬、羊を屠り、山菜の珍、水産の佳味、心入れでない物はない。幾めぐり杯もまわった時分、宋江はかさねて言った。

「ここは以前、聚議庁とよび、前の総統晁蓋の亡きあと、忠義堂と改めました。そして仮に私が寨首の椅子についていますが、元来、その器ではありませぬ。ぜひどうか昨夜お願いの一儀は、ご辞退ありませぬように」

「む、ご真実の色が見える。それにたいしての礼儀、私も率直に言いましょう。――不肖ですが私、かつて犯した罪とてなく、家は北京に古いし、財にもめぐまれているのです。いうなれば、生きては大宋の人、死すとも大宋国の鬼。それが望みだ。そちらのご希望にはそいかねる」

「伺えば伺うほどお慕いが増す。あなたさまも、大宋国を愛す人。われらといえ国を愛す念では全く変りもない」

「いいや、どうあろうと、かかる所に身をおくことはできません。