Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

「とんでもない、まだ瘡口もふさがったばかり、もし再発でもしたら」

と安道全が、たって止めれば、呉用もまた、かたく止めた。

「こんどはひとつ、ご養生かたがた、大寨の留守を願うといたしましょう。獄中の者の生命は、お案じには及びません。関勝の投降いらい、開封東京の蔡大臣は、北京府へたいして、とかく弱腰な指示をとっているようです。おそらく、梁中書もまた、獄の二名を、よう殺しきれますまい。――機会があれば、それを交渉の囮に使うつもりでいましょうから」

それから半月ほど後だった。

「冬が去り、春のはじめ。ここに一案が立ちました」

呉用が、宋江へ、その秘を語った。

「――春となれば、元宵節もまぢかです。北京府では毎年、年にいちどの大賑わい。その夜を期して、城市の内外から、一挙に事を果たそうという計ですが」

さらに、ことこまかな計略の内容を聞き、宋江は手を打ってよろこんだ。規模の大、敵の意表外を突くの策など、すべて兵法の、天の時、地の利、人の妙用などに、かなっている。

ここで所は北京府の公館、管領庁の一殿に移る――。

長官の梁中書は、兵馬総指揮の天王李成、大刀聞達、そのほか、南北の両奉行、以下の役人らを、ずらと目の前において。