Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
なんとも、すずやかな香味ですわい」
「さる高貴なおん方の賜り物です。これがお分りなれば田舎者どころではございません。お目にかかれてうれしゅうございます」
「てまえこそ、近頃の倖せ。お名の高い大夫には、こうしてお話ができたし、またお手ずからなお茶までいただいて」
「ごゆるりと遊ばしませ」
李師々大夫は言ったが、折ふし、わらわらと禿や新造が小走りにそとまで来て。
「大夫さんえ。お上が、裏の御門へお成りでござんすぞえ」
「ま。あいにくな」
と、李師々は、宋江へ、気の毒そうに、
「あすならば、お上も上清宮へ御幸なされて、ここへはお渡りもございませんのに。――どうぞ、これにお懲りなく、また」
と、その雲花顔に、一顧万金の愛想笑みをこぼして、金簪瑶々と立って行った。
宋江たちは、やがて外へ出て、小御街から天漢橋を渡りながら、
「さすが、目にのこるような美人だったな」
と、李師々の噂をしながら、橋畔の樊楼のまえまで歩いて来た。
すると、樊楼から出てきた二壮士がある。酔歩まんさんと、何か歌って行く。歌は、三尺の剣、志をえず、いたずらに泣く――といったような物騒きわまる悲歌だった。