Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
「それっ、たたんじまえッ」
とは声ばかり。智深の体にたかッたと見えたものは、みなそれ、一颯に目を眩す蠅の旋舞といささかの違いもない。――智深は早くも番所小屋の高床に戻って、
「あははは、わはははは」
と、独りで腹を抱えている。
溜に沈没した仲間のチンピラを、どうやって救いあげて帰ったろうか。想像してみるだけでも智深にはおかしい。どうもこの畑番、至極退屈な役と思っていたが、とんだよい景物が近所に見つかった。愉しい哉、世の生きものども。ちょいちょい野菜泥棒にも這い込むがいい。時により、智深にも仏心なきに非ずだぞ――と、彼はそれからというもの毎日、むしろ彼らの現われるのが、心待ちに待たれた。
だが、ごろつき街の連中にすれば、それどころかは、額を集めての、薄暗い密議まちまち。
「さあ、みんな、しッかりしろやい。こんどの番所坊主は、いままでの瓜頭とは瓜の恰好も違うと思ったら、ちょっと中身も違うらしいぜ。なんとか一度、ぶッ砕いてやる思案はねえか」
十数日の後である。練りに練った一計を秘したものか、蛇李と鼠張の二人が、番所の小屋に謝罪りにやってきた。「……先日は乾分どもの悪戯。