Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

「こいつはおそらくただものじゃねえぞ。夜明け次第、管営さまのお役所へ届け出ろ。ひょっとしたら、ご褒美ものかもしれねえぞ」

と、わいわい、どよめき合っていた。

するとほどなく、村長が飛んできて、

「たいへんだぞ皆の衆、たったいま、柴進さまのお屋敷の壮丁が飛んできて、捕まえた男は、手荒にするな、侠客大尽の柴進さまが、以前、世話をなすった男だというこった。――いますぐこれへ、柴家の衆が引き取りにくるそうだ」

「えっ、柴の大旦那の知り人だって。そ、そいつは飛んでもないことをしてしまったわい」

「いや、何もお叱りはねえよ。だが決してこのことは口外するな、もし口外したやつは、村にはおかぬぞというお達しだぞ。村長のわしの立場もなくなる。みなの衆、頼んだぞ。牢城営へはいっさい唖になっててくれよ」

――さて。この夜の騒ぎも七日、十日と過ぎていつか噂も下火となっていたころ。

村の名望家、例の小旋風柴進のやしきの奥まった一室で、あるじの柴進の前に、その懇情にたいし、心からな礼と、別れの辞をのべていたのは、余人ならぬ豹子頭林冲であった。

あの夜。この柴家の内へ、助けられてきて、さまざまな手当をうけたことも、そのときは全く覚えもなく、翌日、聞かされたことだった。