Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
あそこも村の内、おぬしに声をかけないのも悪いからな」
「それは、どうも……ま、ずっとお通ンなすってください。いま雇人どもを起して、さっそく朝飯の支度でもさせますから」
まもなく荘院の内は、大賑わいになった。県のお役人衆とあって、下へもおかず、酒飯はもちろん、風呂まで沸かす騒ぎだった。
そのすきまに晁蓋は、門長屋の暗い一戸を覗いてみた。庄屋として、縄付の男を一見しておく義務を感じたからであろう。
見ると、鳶色の体に無数な傷を負った若者が、両手を梁に吊り上げられたまま、爪先だちに立っていた。大火傷でもした痕か、赤痣いちめんな顔を歪め、苦痛を歯がみで耐えている。
「はて。村じゃ見たことのねえ男だな。おい、どこのもンだ、おめえは」
「遠方から来た者です、へい、この地方に、お訪ねしたいお人があったのに。……そ、それを理不尽にも、いきなり縄目にかけやがッて。……あ痛て、アててて」
「なんだい。いい若いもンがよ。して、訪ねるお人ってえのは?」
「東渓村の托塔天王だ」
「えっ、なんの用で」
「そいつア言えねえ。だが晁蓋さんは、村名主だとか。……旦那、この村は何村ですえ」
「東渓村だよ。