Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

つづいて、おなじ声のぬしが、高※(「にんべん+求」、第4水準2-1-50)の姿に、すぐ目をつけたとみえて、こう呼んでいた。

「いまの鞠を蹴った者。これへまいれ」

「はい」――と、高※(「にんべん+求」、第4水準2-1-50)は進み出た。

「なんじか」

「おゆるし下さいませ。日頃、好める技とて、つい場所がらのわきまえも失って」

「いやいや。とがめるのではない。そちが蹴ったいまの手は、毬法十の秘術のうちでも、もっとも難かしい鴛鴦拐の一ト手と見たが」

「さすが、お目が高くていらせられます」

「いったい、そちはどこの何者か」

「王馬さまの近習、高にござりまする。じつは、主人の御命にて」

と、さっそく、筥の二品を、そこへ供えて、使いのおもむきを申しのべた。――が、端王は、贈り物のそれよりは、むしろ高※(「にんべん+求」、第4水準2-1-50)の鞠の妙技に魅せられてしまった様子で、

「よしよし、委細は、後で聞こう。それよりは、そちの技を、もう一ト渡りここで見せい」

と、たって望んだ。

求められるまでもない。高は、千載一遇のときと、思わず頬にのぼる紅を制しきれなかった。けれど、どこまでも謙譲を装って、再々辞退したが、端王のおゆるしがないので、