Classiques japonais avec furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
賓客の礼をとって、歓迎の楽を奏したものか。
さらに、二つの江の口を過ぎると、やがて金沙灘の岸には、幾旒もの旗と人列が見えた。頭領の王倫以下、寨中の群星が、関を出て、立ち迎えていたものだった。
七名、船を出て、粛とした沙上へ進む。
晁蓋の礼をうけて、王倫が大容に言った。
「あなたが、世間で名高い托塔天王の晁蓋どのか。ほかの方々の尊名も、昨夜書中でみな伺った。いずれも名だたるお人々、いや山寨にとってもこんな光栄なことはない」
「どう仕りまして。そう仰っしゃられてはかえって身が縮む。てまえは名主あがりの無学者。ほか一同も、今は天下に身のおき場なき巷の落人。ただただご仁義の下におすがり申すばかりです」
「ま、ここではご挨拶も。……ともあれ、山の本郭までお越しなすッて」
と、王倫は先に立った。
閣に閣を重ねた梁山泊のいわば本丸。そこを“聚議庁”とよんでいる。
庁堂の一段たかいところに、王倫以下のものは左列を作して居流れ、晁蓋たちは右側に並んだ。寨中の小頭目たちは、ことごとく階下だった。
ここで順次、正式の名のりがおこなわれ、鼓楽、歓迎の祝辞などあって、
「お疲れでしょう。