Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

「張さん、なにしてんのさ。こっちよ、こっちよ。屋根からお隣の塀を伝わってさ。だけど、向う見ずに跳び降りると溝があるわよ。いいこと。二、三日うちにまた来てね」

男の尻を押し出して、あとの窓を閉め終ると、彼女はもう何食わぬ姿態だった。しぶしぶ蘭燈に明りを入れ、そしてお化粧台から階下を覗いて舌打ちした。

「チっ……。うるさいわね、おっ母さんたら。なにさ、天帝様のお出ででもあるまいし」

閻婆はあたふた上がって来て、

「しっ、静かにおしよ。たんと楽しんだ後じゃないか。少しぐらいな勤めは、商売だとお思いよ」

「いやですよウだ。おっ母さんだって、若い頃には覚えがあるでしょ。なンともかンとも、あたしゃあ、あの虫蝕い棗みたいな押司さんの顔を見ると、胸がムカムカしてきて、義理にもお世辞がいえないんですもの」

「そんなこといったっておまえ、母子こうして、贅沢に暮していられるのは、なンたって、あの人のお蔭だものね。足を途絶えさせちゃったら、こっちの頤も干あがるだろうじゃないか」

「ああ、辛気くさい。来たくないっていうものを、なにもむりやりに連れて来なくってもいいじゃないの」

「そうはいかないッてばさ。