Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
誰でも負けてやりさえすれば客にして、幾日でも泊めておき、酒を飲ませたり餞別をくれたりだから、つまりは浪人者のいい食いもの。おそらく、ほんとうのとこは旦那芸ぐらいな腕だろうというんだが」
「あてにはなるめえ。李吉が試してみたわけじゃあるめえし」
「うんにゃ、そんなことアべつにしても、この陳達には自信がある。生れ故郷の城では、長鎗の跳澗虎といわれたおれだ。二十歳そこそこの青二才に、おれたち少華山の三頭目が、恐れをなしているといわれるのも我慢がならねえ。まして金持ちの荘院じゃねえか。なんで指を咥えていられるものか」
陳達は豪語してやまなかった。朱武と楊春が、止めれば止めるほど、意地にもなって、
「よし、それじゃあ、おれ一人でもやってみせる。おめえたち兄弟は、酒でもくらっているがいいや」
とばかり、即刻、二百ほどの手下に、出触れを廻し、自分も戦陣へでも臨むような身支度にとりかかった。
そのいでたちを見るに、緋房のついた鉢兜、鋳物綴りの鍍金の甲、下には古物ながら蜀江の袖をちらつかせ、半月形の革靴をはいた。そして、組糸の腰帯に、刃幅の広い大剣を横たえ、山路に馴れた白馬のくらにりゅうとして乗りそびえた姿は、さすが少華山の賊将、われから豪語したほどなものはある。