Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
さて、そのあとではすぐ、
「誰を、奴さんの用心に尾行てやったらいいか」と、なった。
杜選が言った。「――それはここの対岸で、見張り役の酒店をやっている朱貴の兄哥にこした者はありません。朱貴も沂水県の生れで、李逵とは同じ在所の出ですからね」
「いかにも」
と、宋江はうなずいた。
「そうだ、そんなはなしは、いつか潯陽江の白龍廟でも耳にしたことがある。誰か、速舟で朱貴を呼んで来てくれまいか」
朱貴はすぐやって来た。そして命じられた使命にも否やはなく、こう呑みこんで、なお言った。
「現に、てまえの弟の朱富は、いまでも沂水県の西門外で、居酒屋をやってますし、李逵の田舎の百丈村とは、たいして離れてもおりません。……へい、李逵の家ですか。左様、たしかにおりましたよ盲の老婆が。よく縁先の日なたで糸を紡ぐ小車を廻していましたが、それが李逵のおふくろでしょう。盲の世話には、一人の息子がおりましてね、ええ、李逵の実の兄なんで。……なにしろひどい貧乏百姓でしたから、今でもそれに変りはありますまい」
「なにしろ頼む」と、宋江はくれぐれ朱貴に嘱した。「よもやわしとの約束は破るまいが、なにせい、あの奴さん、なにを仕出来すかわからんからな」