Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

うじゃないか……と、うまく誘い出して来たわけさ」

「それはいいが、なんでまた、こいつは余りに酷い仕置じゃないか」

「酷いって。……うむ、それは君が、この楊雄へ義理立てに言ってくれるのだろうが、石秀、君のほんとの腹では、八ツ裂きにしても飽き足らない思いに違いあるまい。町の俗謡を君だって聞いてるだろう。病関索の楊雄は、もう薊州では男がすたッた。君ももうそんな義理立ては捨ててくれ。……やい、巧雲」と、彼は一歩、女へ迫って。

「さ! 一切を懺悔して、おれの義弟にあやまれ。てめえは、二重三重に、亭主を誑らかしただけでなく、あらぬ罪を石秀にも着せ、始終、石秀がうるさく自分に口説き寄って困るなどとぬかしたろうが」

「……すみません! あれはまったく私の一時のつくり言。……石秀さん、うちのひとに詫びてくださいよ。後生だから」

「ふざけるな。女房の不始末は亭主のおれが始末する。石秀が何といおうと今はこのおれが堪忍ならぬ。……石秀、証拠の品は持って来てくれたろうな」

「これですかい」

石秀は、背の包みを解いて投げ出した。如海の法衣と頭巾である。ひと目それを見ると、さすが巧雲も真白な肌を鳥肌にし、髪の根もよだてて顔を横にした。