Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
「するとやはり、祝朝奉の一族の家なのか」
「そうです。――詳しくいうと、祝朝奉というのは、土豪の本家で、その西の麓に扈家荘、東に李家荘、三つの部族でこの地方三百里四方をかためているんで」
「えらい勢力なんだな」
「それに、祝朝奉には、祝氏ノ三傑といわれるいい息子が三人も揃っているし、また西の部族の扈家荘にも、飛天虎の扈成というたいした腕前の一子やら、またその妹には、一丈青の扈三娘といって、日月の二刀を馬上で使うという稀代なお嬢さんもおりますしね……」
「そして、おまえさんが抱えられている主人というのは?」
「もう一ヵ所の、東の麓に居館をもっている同族の当主で、つまりその人が李家荘のおあるじ……。みだれ焼きの槍の上手で、また、戦場では、五本の“飛閃刀”を背にかくし、百歩離れて人を仆すという神技の持ち主です」
「では、その李家の旦那というのは。……もしや世間でもよく噂にのぼる撲天の李応ではないのか」
「そうです!」と、彼は自慢していった。「大人物です。世にいう侠漢です。ぜひ、いちど会ってごらんなさい。そして、お連れの人のことも、事情をいって頼めば、呑みこんで下さるにちがいありません」