Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
を抜いて包の胸元を刺しつらぬいた。
「うまくいった!」
「さ、早く外へ」
このときもう牢営中は蜂の巣をついたような騒ぎとなっていた。孫立と孫新は牢門を破ってあばれこみ、おばさん、楽和、解兄弟とひとつになり、また、べつな一手の鄒淵、鄒潤の二龍は、はやくも奉行所を突いて、毛家の女婿の与力王正の首をひッさげて合流して来た。
「さ。ひきあげろ!」
「目的は遂げたというもの」
「これ以上の殺生は無用無用」
町中はもうたいへんだ。軒並みバタバタ店を閉じている。しかし追って来た奉行所役人も州兵も、馬上、弓をつがえて殿軍していた相手が、
「やや。孫提轄だ?」
と分ってからは、たれひとり近づこうとはして来ない。そのまに、おばさん、解の兄弟、そのほかみな、辻風のように、城門の外へ奔り出していた。
孫立もあとから馬で十里牌へ追っ着いた。店の前には貨財を積んだ馬、車、旅支度をした若い者。すでに立退く準備が待ちかねている。
「わたしは馬車より馬がいいよ」
おばさんは一頭の馬に乗る。孫立の妻は、馬車の上だった。馭者はさっそく鞭を鳴らす。
すると二十里も行かぬうちに、解宝、解珍が言い出した。