Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

「すでに一命のないところを、こうして助けていただきながら、なお勝手な妄執を吐ざくようですが、毛家のおやじと、せがれの毛仲義、あいつら親子を思い出すと、どうでも腹がおさまりません。てまえどもはあとから山東へ追っつきますから、どうぞ皆さんは一ト足先へ落ちてください」

「いや、解の兄弟。おまえたちがこのまま立ち退けぬというのは無理もねえ。この孫立も一しょに毛家へ乗り込んでやろうぜ」

すると、鄒の二龍も、

「あそこは登雲山の麓村。いわばおれたちの古巣に近い。おれたちも行ってやる」

と、途中で馬を向け変えた。

こんな一隊に寄り道されては堪ッたものではない。その晩の毛家の惨状は目もあてられなかった。毛の大旦那も伜の仲義もずたずたに斬りさいなまれ、あげくに家屋敷はあッというまに焼き払われた。荘丁雇人も多かったが身を挺して殉じるほどな者もない。だから蓄えの金銀も鄒の叔父甥が「残して行くのも、もったいない」と、馬の背に付け放題な始末であった。そして炎の空をあとに、一行は道四、五十里を急ぎに急ぎ、やがて先の仲間に追いついた。

かくて、日ならず道は山東に入り、やがて行きついたのは、梁山泊を彼方に見る江岸の一酒店。