Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
そこで李応もついに我を折って、一行の中に入って行をともにし、やがて梁山泊の人となった。
といっても、正道の士、撲天李応のことだ。あくまでここは仮の宿と見、毎日の聚議庁における酒宴のもてなしにもついぞ打ち溶けた風もない。――その日もまた彼は、梁山泊一統の統領晁蓋の姿を見たので、
「総統、おねがいです。はや今日で五日目になる。家族らも気がかり。ひとまず、ここを出して、家へ帰して下さらんか」
と、やや哀調をもって嘆願した。
すると晁蓋は、かたわらの宋江、呉用らの顔を見て、意味ありげに笑って諮った。
「どうでしょうご両所。撲天先生には、頻りにああいっていますが」
「はははは。李大人。そのご心配は、すこぶる変なものですな」
「どうしてです。呉学究どの」
「だって、あなたのご家族は、もはや李家荘にはおりませんぜ」
「えっ、いない。ではどこにいますか」
「ここにです」
「こことは」
「もちろん梁山泊。ついさっき、金沙灘の対岸の茶店から報らせがありました。ほどなくやって来るでしょう」
何をいうか、人を愚弄するにもほどがある。――李応はそう取ったものの如く不快な色を閉じてしまった。