Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

Lisez 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 511 765 caractères · 1011 écrans

Aozora Bunko

いっぽう、蚕婆の家で、たむろをしていた部下の者たちは、床下の穴から濛々たる煙がふきだしてきたので、すわこそ、忍剣と小文治の身のうえに、変事があったにちがいないと、すくなからずさわぎあっていた。そこへ意外な方角から、ふたりが無事でかえってきたので、一同あッけにとられてしまった。

やがて、勢ぞろいをして、人無村をでてゆく一列の軍馬を見れば、まッさきに馬上の加賀見忍剣、おなじく騎馬たちの上部八風斎、巽小文治、それにしたがう二十余人の兵。――この一列が整々として雨ヶ岳の本陣へかえってくるまに、富士の山は、銀の冠にうす紫のよそおいをして、あかつきの空に君臨し、流るる霧のたえまに、裾野の朝がところどころ明けかけてくる。

人無村の柿の木には、今朝も烏がむれていた。

死地におちた雨ヶ岳

一

富士川の名物、筏舟に棹さして、鰍沢からくだる筏乗りのふうをよそおい、矢のように東海へさして逃げたふたりのあやしい男がある。

海口へ着くやいな、しぶきにぬれた蓑笠とともに、筏をすて、浜べづたいに、蒲原の町へはいったすがたをみると、これぞまえの夜、鼻かけ卜斎の屋敷から遁走した菊池半助。