Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

Lisez 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 511 765 caractères · 1011 écrans

Aozora Bunko

三

「うそをつけ、瞼はまッ赤だし、拝領のおん刀は、このとおりおまえの涙にぬれているではないか、いったいどういうわけか、おまえと拙者とは果心居士先生の兄弟弟子、うち明けられぬということはあるまい」

「はい、……じつは龍太郎さま……」

「ウム、どうした」

「あの、クロがどこかへ逃げてしまいました」

「オオ、そちが何者よりかわいがっていた、あの大鷲がにげ失せたと申すか」

「きのう、狼煙をうちあげる時、水車小屋のうしろへおいといたのに、今朝みると、影も形もみえないんです、……ああとうとう、クロはわたしを見すててどこかの山へかくれてしまいました」

「あれほどなついていたし、そちもかわいがっていた鷲だから、さだめしさびしく思うだろうが、いくら霊鷲でもやはり畜生、詮ないこととあきらめるよりほかないであろう」

「いいえ、おいらはあきらめきれません……」

竹童は駄々ッ子のように頭をふって、

「おいらは悲しい、クロがいなくッちゃ一日もさびしくって生きていられない」

「はははは」

龍太郎は、思わず笑ってしまいながら、

「さてさて、おまえも鞍馬の竹童というと、いかにも稀代な神童だが、こんなところは、やッぱり年だけのわからず屋だな、これ竹童、そちはクロを失ったかわりに、若君から般若丸長光の名刀を拝領したではないか、さ、元気をだして、きょうからそれを差し