Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
Lisez 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 511 765 caractères · 1011 écrans
「その龍巻や手下どもは、にわかに船をだすことになって、おまえをここへおき去りにしていった」
「すると、わたしを餓死させる気だったんだね。呂宋兵衛さま、とにかく早くだしてくださいまし」
「よし、そのかわりにこれからさきは、おれのために、火の中へでも水の中へでも飛びこむだろうな」
「ごめん、ごめん。わたしはもう大きな慾のない身だから、また裾野で、蚕の糸でものんきに引きたいよ」
「ふん、それじゃ、いッそ、死ぬまでこの穴蔵で隠居をしていろ。たぶんもう二、三年は、この屋敷の戸を開けにくる人間はないはずだから」
呂宋兵衛が、もどりかけると、蚕婆は悲鳴をあげた。いやおうなく、いろいろな誓いを立てさせられて、そこから助けだしてもらうと、婆は、頭にくろい頭巾、身に黒布をまとわせられて、あたかも女修道士のような姿となり、呂宋兵衛のあとからあてもなくついていった。
それから数日ののち――
角鹿の浦から十六、七里、足羽御厨の北ノ庄(今の福井市)の城下に、ふたりの偽伴天連があらわれて、さかんに奇蹟や説教をふりまわしていた。
と、ある日である。濠端にたって、なにやら祈祷をささげている伴天連をみかけて、美しい夫人が鋲乗物を止めさせた。