Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

Lisez 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 511 765 caractères · 1011 écrans

Aozora Bunko

「ウム。勝頼公を差したてよとは、アレも、秀吉どのの指図であろうが」

「都に風聞の立ったとき、その在所をしらべよとはおいいつけになりましたが、罪人あつかいにして、桑名に護送することなどは、まッたく、秀吉公のごぞんじないこと。――しかるに呂宋兵衛、桑名のご陣へまいって、いろいろと差出がましいことを申しあげたため、かえって秀吉公のお怒りをうけて、そくざに、ご陣屋を追いはらわれ、南蛮寺の番衛役も召しあげられ、この後は、京都へ立ち入ることはならぬと、手下のものまで追放になりました」

まことはおもてにあふれるもの。

使者三名の口上には、その真実味がこもっていた。

では、筑前守秀吉は、かならずしも、悪意があって勝頼のゆくえをたずねさせたのではなかろう……と伊那丸も心がとけ、忍剣や龍太郎も、さらばと、その意に従うことになった。

いつか、一同のまわりには、松明をあかあかと照らした軍兵が五、六十人、ズラリと輪形になって陣列を組んでいた。

「それ、用意のみ鞍をさしあげい」

と、木村又蔵が合図をすると、おッといって馬廻りの武士、月毛、黒鹿毛の馬三頭のくつわをならべ、馬具の金属音をりんりんとひびかせて、三人の前へひいてきた。