Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

けんきょうじゅなん

剣侠受難

国枝 史郎

Lisez 剣侠受難 (けんきょうじゅなん) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 195 479 caractères · 394 écrans

Aozora Bunko

親方に忠義な里人が、その親方の気に入っている、広太郎を気に入らない筈がない。広太郎と君尾の恋についても、里人は好感を持っていた。たまらないのは文三である。で、いつも機嫌悪く、広太郎と君尾の挙動ばかりを、白い眼をしてネメ廻した。

武備はドンドンはかどった。さあいつでもやって来い! 杉窪の里は活気に充ち、里人は腕をさすったりした。

さてある日のことである。江戸へ出して置いた物見の一人が、敵の行動を知らせて来た。

「巴御殿からチラホラと、天草一味の連中が、水戸街道へ入り込みましたぜ」

「敵の同勢約五十」これが第二の報告であった。すると銅兵衛はこういった。

「いやいやもっと来るだろう」

はたして第三の報告には「敵の同勢八十」とあった。

「いやいやもっと来るだろう」これが銅兵衛の意見である。はたして第四の報告には「敵勢大略百人」とあった。

「もうそれくらいでとどめたいものだ」こう銅兵衛はつぶやいた。

しかしその次の報告には「敵の同勢百五十人」とあった。

「ううむ、随分やって来るな」

「石標のところから真っ直ぐに、押しのぼって来る」という知らせがあった。

「正面から来るな、大胆至極、自信がなければ出来ないことだ。