Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
「野郎っ、待てっ」
とばかり追ッかけて入った。
すると、泉石見事な庭苑の彼方で、すらと、鶴のような姿の人が立ってこなたを振向いた。髪に紫紐金鳳の兜巾をむすび、裾長い素絹の衣を着し、どこか高士の風がある。
「たれじゃ、何者じゃ」
その涼やかにして射る如き眼光も尋常人とは思われなかった。
「あっ。つい、どなたのお屋敷ともわきまえなく、無断立ち入りましたこと、重々の不埒、どうぞお見のがしを」
膝を折って、朱同は詫びた。われに醒めればこの仕儀は恥かしい。
高士はほがらかに笑った。
「美髯公。あんたはまあ、よほどあの黒助にからかわれなすったの」
「えっ? てまえをご存知でしたか」
「されば、山東の及時雨宋江から手紙をもらっていましたのでな」
「そしていま、黒助と仰っしゃったのは」
「李逵のことですわい。……じつはの、かねて宋江からの密書で、この館の内に、呉用、雷横、黒旋風の三名を泊めてやっておりましたのじゃ」
「あっ、ではここが彼らの旅宿で」
「さよう。あんたには、さまざま解けぬご不審だろうが、すべてはただ、梁山泊の輩が、あんたを山泊の仲間に加えたいという願望から出たことじゃ。