Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
そのほか、泊中には、柴進の庇護をうけ、柴進と相識のある者は、数知れぬほどあるといっていい。
「ああ、さしたるお方とも知らず」
と、朱同はことごとく感動に打たれ、ひとしお、その人を見直した。そしてこういう人物までが、人知れず肩持ちしている梁山泊という男どもの巣をもまた、あらためて考え直さざるをえなかった。
翌日。――その梁山泊へさして、呉用、雷横、朱同の三人はここから立って行った。
しばらくの、別れにさいし、呉用は言った。
「李逵よ。ま、当分はおぬし一人、こちら様のごやっかいになるわけだが、しかしくれぐれ、うぬが持ち前の粗暴だけはつつしめよ。……いいか」
「へい。無知野蛮とかいうやつを、噛み怺えていりゃあいいんでしょ」
「それ、その通りきさまは性なしだ」
「また性なしが一ツ殖えましたか」
「たわけ。困ったものだ。だが何ンといってみても貴様のような人間も縁の端。いずれ朱同の腹もおさまり、晁総統や宋江先生から、よしとお言葉がかかったら迎えに来てやる。おとなしくお庭の掃除でも毎日していろ」
「下がったね、あっしも」
李逵は、黒いお出額を叩いた。
その日、柴家の荘丁は、大勢して、旅立つ客の三名を、関外まで送って行った。