Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

「いやもう、あきれた奴だ。またぞろ、その二丁斧で、思慮もない事件を起してしまったのか!」

彼の報告をきいた晁蓋以下の領袖たちは、頭ごなしに、こう叱りつけて。

「ところで、きさまは難をのがれて来たようなものだが、あとの柴進大人はどうなるのか。ただではすむまい」

「すまねえでしょうが、あとはご自分でひきうける。なんでも、きさまはこの場を逃げろ、と仰っしゃるんで、是非もなく」

「はアて、後難が案じられる」

と、呉用、宋江、林冲などもみな眉をくもらせた。これらの者はみな王道政治の糜爛腐敗を身に舐めて知っている。かならずや柴進の主張などは通るまい。一刻もはやく恩人柴進の安否をまずたしかめぬことにはと、さっそく、

「ご苦労だがひとつ、高唐州へ行って、仔細、調べて来てくれまいか」

と、神行太保ノ戴宗へ、一同から声がかかった。で、戴宗は、

「おやすいこと」

と、即日、彼が得意とする神行法を利用して高唐州へ飛び、日時およそ半月ほど経て、ふたたび泊中へ帰って来た。

「さてこそ、やはり! ……」

戴宗の報告を聞きすました満座の眉色は、一瞬、しいんと恩人の受難を傷み、また鬱々たる義憤に燃えた。